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人生100年時代の健康寿命、60歳を過ぎた40年の実情は…

人生100年時代の健康寿命、60歳を過ぎた40年の実情は…

人生100年時代と言われるようになってきましたが、実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、未来予測の専門家、長澤光太郎さんの「還暦後の40年」で紹介されたデータに基づいた人生100年時代の健康寿命の実情などを要約してお伝えします。
意外と、未来は明るいようですよ!

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人生100年時代の健康寿命

人生100年時代の健康寿命、60歳を過ぎた40年の実情は…

日本人は男女ともに、過去70年のあいだ、5年で1歳ずつ寿命を延ばしてきました。

今60歳くらいの方ですと、男女ともに半数以上が90歳に到達する可能性が高くなってきているとのこと。

長く生きられるのは嬉しいけど、健康寿命はいつまでもつのか不安だわ…。

それでは、
そもそも健康寿命とは何なのか?
歳をとってからの体力はどうなるのか?
などについてお伝えしますね。

寿命は中央値で

人生100年時代といいますが、女性の平均寿命(2020年)は87歳とされていましたよね。

でも、寿命は平均値・中央値・最頻値というとらえ方があります。

実は、平均寿命(平均値)は、「0歳の平均余命」のことなんです。

平均余命は、「ある年齢の人が、あと何年生きることができるのか」を表している期待値。

厚生労働省から発表される、簡易生命表から導き出される数値です。

そして、中央値は、半分の人が生存している年齢

つまり、同い年の100人のうち、50・51人目の人が寿命を終える年齢ですから、中央値が本当の意味で「平均」といえるわけですね。

2020年のデータでは、女性の中央値は90歳、男性は84歳です。

女性の半数以上は、90歳を超える可能性が高いんですね。

ちなみに、最頻値は、もっとも多くの方が寿命を終える年齢です。

2020年のデータでは、女性は93歳、男性は88歳です。

体力の衰え

歳を重ねると、どうしても体力が落ちてきたり、不調を感じるようになるかもしれません。

でも、スポーツ庁の体力テストによると、60歳以降体力年齢は、20年で10歳若返っているそうです。

たとえば、今の75~79歳の方は、20年前の65~69歳の方と同じくらい歩くことができます。

日本人の長寿化が進んでいるのは、加齢による肉体劣化のスピードが落ちていることが本質的な要因なのかもしれませんね。

寿命が延びた分、体の衰えも緩やかになってきているというのは、うれしいですね。

健康寿命は何歳まで?

WHO(世界保健機関)の健康寿命の国別ランキング2023によると、日本は女性が75.5歳、男性は72.6歳で、男女ともに世界一位です。

それでも、寿命の中央値が90歳なら、15年もの差があります。

でも、絶望することはありません。

健康寿命は、日常生活に制限のない期間です。

健康寿命をすぎても、「自立寿命」が残っています。

自立寿命は、日常生活動作が自立している期間、何かしらの制限があるとしても、他の人に介助してもらわなくても、自分で生活ができる状態のことです。

実際に、80代の8割の方が、自立して暮らしているそうです。

さらに、体力年齢が長期的に伸びてきていることも考えると、未来に期待が持てそうですね。

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60歳を過ぎてからの40年

人生100年時代の健康寿命、60歳を過ぎた40年の実情は…

人生100年時代、60歳以降の時間は、もはや「余生」という感じではないですよね。

もちろん、全員が当たり前に100歳まで生きるわけでありません。

90歳を迎えることができない可能性もあります。

でも、半数以上の人が、90歳をこえると予想される現在。

介護の心配ばかりするのではなく、どうやって90歳を過ぎても元気でいるかを考える方がいいのではないでしょうか。

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人生100年時代の健康寿命 まとめ

人生100年時代の健康寿命、60歳を過ぎた40年の実情は…

「人生100年時代」「健康寿命」といった言葉をよく耳にするようになりました。

でも、女性の寿命の平均値は、90歳。

健康寿命は、何の制約もなく、日常生活をおくれる状態の年齢。

何かしら制限があっても、自力で暮らせる自立寿命は、健康寿命を過ぎても残っています。

実際に80代の8割が自立して暮らしています。

これからの私たちは、介護に備えるばかりではなく、いかに長く元気に暮らしていくかを考えるべきなんですね。
現役時代と同じである必要はありません。
シニアライフをいかに楽しむか、あなたが何をしたいのか考えてみましょう。

この記事では、未来予測の専門家、長澤光太郎さんの「還暦後の40年」で紹介されたデータに基づいた情報の、ほんの一部を要約してお伝えしました。
さらにくわしい情報や、指針などについてご興味がございましたら、
どうぞ ↓ 長澤さんのご著書をご覧になってみてくださいませ。

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