そのトラブル、緊急ですか?
水回りのトラブル、お困りですよね。
でももし数日中の対応でも何とかなりなりそうなら、まずはお住いの地域の管工事協同組合に問いあわせてみてください。
「地名」と「管工事協同組合」で検索すると出てきますよ。
また賃貸の場合は、管理会社か大家さんに連絡してくださいね。
24時間対応の有名な業者さんも、ちゃんと修理してはくれますが確実に費用が高くつきます。
「お金は別に、いくら払ってもいいの」
「とにかく今すぐ直して欲しいの!」
ということでしたら、止めません。
先日、私が自宅の水回り修理の際にいろいろとリサーチして電話してみた業者さんの中から、印象のよかった3社をあげておきますね。(実際の修理依頼は地元の業者さんにお願いしました。)
▼【水の救急サポートセンター 】
テレビ番組で開かずの金庫を開けている鍵師さんがいらっしゃる「鍵の救急サポートセンター」のグループ会社です。水の緊急トラブル解決・住宅設備の修理に対応してくれます。
私は鍵の修理でお世話になったことがありますが、担当者さんはとても良かったです。
▼【水のトラブル救急車】
日曜祝日・夜間も対応(365日無休、7:00~24:00)。
最速20分で現場到着
実績16年、経験豊富でまじめな水道屋さんです。
▼【水道修理屋】
トイレのつまりや台所の水漏れ修理など、様々な水道の緊急トラブルに対応してくれます。
ですが本当にお急ぎでなければ、この機会に地元の業者さんを見つけておくのはいかがでしょうか。
水漏れ修理の業者選び なぜ口コミはあてにならない?
まず、自社の口コミをチラシやホームページに掲載している場合、わざわざ失敗例やトラブルになった顧客からの口コミは掲載していないです。
なぜなら、何年も営業していてトラブルゼロというのは、あり得ない。
でも、私が今回、自宅の水漏れトラブルで業者さんを探した際、かなり口コミも読みあさりましたが、リアリティのある悪い口コミは見つかりませんでした。
少々の不満はあっても「良い業者さんです」「お願いして良かったです」と締める程度の口コミしか載せていないんですね。
また、口コミを集めたホームページや、掲示板などで「〇〇ってどうですか?」と業者さんを利用したことのある人からの回答を募っている場合も、回答している方は自分の経験だけをもとに口コミを書きますよね。
でも、24時間対応・全国ネットの業者さんですと、多くの場合は提携している現地の業者さんが対応するかたちになります。
ですので、たまたま自分のところに来てくれた人が良い人だったか、悪い人だったかというだけの口コミになってしまうんですね。
24時間対応・全国ネットの業者さん なぜ高い?実例でどのくらい?
水道の修繕工事には資格が必要なので、有名な全国ネットの業者さんでも、地元密着型の業者さんでも、ちゃんとした工事はしてくれるはずです。
でも有名どころは、かなり費用がかさみます。
有名な業者はなぜ高い?
なぜなら、24時間体制で電話を受ける人員や、工事担任者を確保する人件費がかかります。
全国ネットで加盟店の人が対応する場合は、実質料金の他に本部の分け前が上乗せされます。
即日工事するためには、確実に必要ではない部品も常に取りそろえておく必要もありますよね。
そして、ホームページやチラシ、テレビのCMといった広告費もかかっています。
だから高額になるのも仕方ないので、見積もりが高かったからと言って一概にぼったくりとは言えないんですね。
実例でどのくらい?
実際に私が今回体験した実例です。
2か所同時に修理してもらいました。
キッチン水栓交換工事
1年ちょっと前(当時築15年くらい)から、水をたくさん出すと蛇口から水が飛び散るようになっていました。
その後(今年・築16年半)蛇口と水道を繋いているホースの内側が劣化してはがれ、白緑色のつぶつぶが蛇口から出てくるようになりました。
水栓周りの水漏れはなかったのですが、築年数が10年以上の場合は、ホースだけでなく水栓ごと交換しておく方が良いとのことで、水栓交換工事をお願いしました。
有名業者「10万円くらいで、できると思いますよ」
地元業者「¥38,900(シャワー水栓の場合¥41,500)」
2階トイレ排水管改修工事
2階にあるトイレの排水管(家の外に出ている部分)の根元に亀裂が入っていました。
わが家の排水管は、よく使われている「硬質塩化ビニール管」というものらしいです。
「硬質塩化ビニール管」は、温度によって多少のびちぢみするため、「継ぎて」を使って伸縮を逃がすように設置しておかないと、割れてしまうことが多いらしいんですね。
けれど、わが家の排水管は「継ぎて」を使わず、かっちりと固定されていたため、今回「継ぎて」を入れる改修工事をお願いしました。
コンクリートをはがして、古い排水管を切り取り「継ぎて」をあててコンクリートを塗り直してもらう工事です。
有名業者「10万円ちょっとで、できると思いますよ」
地元業者「¥31,600」
支払った合計金額
地元業者さんにお願いして、
キッチン水栓交換工事¥38,900+排水管改修工事¥31,600=¥70,500-
そこから、同時工事値引きで2千円安くしてくれたので、¥68,500を支払いました。
よく調べずに、あわてて有名どころにお願いしていたら、20万円くらいかかっていた工事が7万円弱ですみました。
今回、管工事組合から紹介してもらった業者さんが、たまたまとても良かったということもあるかもしれませんが「20万円→7万円弱」の差は、かなり大きいですよね。
24時間対応・全国ネットの業者と地元密着型業者 対応の違い
24時間対応・全国ネットの業者と、地元業者では、対応のスピードにかなりの差があるようです。
私の体験例になりますが、まとめてみますね。
24時間対応・全国ネットの業者の場合
24時間対応・全国ネットの業者さんなら、広告のとおりに、数時間(業者によっては数十分)で駆けつけて、とんでもない例外でなければ、すぐに対応してくれるようです。
夜間や年末年始などには、すごく助かりますね。
今回、うちに来てくれた業者さんは2時間ほどで到着。
ク〇シアンだけがメール問い合わせに写真を添付できたので、とりあえず写真で分かる範囲の見積もりを教えて欲しいとメールを出しました。
するとすぐに返信が来て「現地に行かないと何も言えないから都合のいい日時を連絡しろ」という旨のメールがきました。
「見積もりを出すところまでは無料だから安心していいよ」という旨も書いてありました。
たしかに実際に見ないと、何もわからないのかもしれません。
でも、それなら、何のために写真が添付できるのか…とつっこまずにはいられない(笑)
とにかく現地に行って、その場で修理してしまう方向で話を進めてくる感じがしました。
あまり気乗りはしなかったのですが、他の有名業者さんでも「とりあえず来てもらう」しかないようだったので、ク〇シアンに来てもらいました。
見積もりを出してくれた時には「早く手を打った方がいいですよ」「今日ほど早く来れない場合もあるかもしれませんよ」と、契約を促す言葉はありました。
かといって、もの凄くしつこいとか、態度が悪いといったことはなかったです。
そして、行動は迅速でした。
また、うちに来てくれた方は良い人でした。
地元密着型業者の場合
それに対して、地元の業者さん(今回の場合)はと言うと…
1.管工事組合に電話をして修理内容を相談→業者の電話番号を2軒おしえてもらう。
2.業者に電話して修理内容を相談する。
3.メールに修理したい現場の写真を添付して送信。
4.工事担当者が終日現場のため、即答はもらえず。
「翌日中には返答」とのことだったが、当日夕方に見積書(PDF)をメールに添付して送信してくれる。
5.翌日、工事を依頼→現場確認、部品取り寄せ、工事日程調整。
6.最初の電話から1週間後くらいの日に、2~3時間で工事完了。
今回お世話になった業者さんは、家族経営の会社でした。
そのため人員が少ないし、必要な部品も工事が決定してから無駄なく発注するため、どうしても待ち時間ができてしまうんですね。
でも、業者さん側から「メールで写真を送ってもらうことは可能ですか?」と提案してくれました。
そして、電話で話した内容や、メールに添付した写真から、必要な工事の案内や概算見積もりをくれて、工事をお願いすることになったら事前に現場確認にも来てくれました。
地元業者さんにも、当たりはずれがあるかもしれませんが、管工事組合のホームページには加盟している業者さんが複数登録されています。
管工事組合から紹介された業者さんが良くないようなら、管工事組合に加盟している他の業者さんに直接電話してみることもできます。
地元業者さん2~3件で相見積もりをとってみるのもいいかもしれませんね。
水漏れ修理の業者選びは落ち着いて! まとめ
夜間や日曜祝日、年末年始などに「今すぐ修理してもらうしかない!」という場合でなければ、まずはお住いの地域の管工事協同組合に問いあわせてみてくださいね。
「地名」と「管工事協同組合」で検索すると出てきます。
また賃貸の場合は、管理会社か大家さんに連絡を。
もし蛇口が折れて水が噴き出して止まらないΣ(・ω・|l|)
とか、節水のために水の出る量をおさえたい…というときは水の元栓(下の写真で指を差されているところ・シンクの下にあります)で調節できますよ♪