工事不要で使えるスポットクーラーってなんだか良さそう…だけど、電気代は?どのくらい涼しくなるの?買う時のおすすめやチェックポイントは??
そんな疑問を解決すべく、徹底的にリサーチした情報を、この記事でシェアするッス!
家庭用スポットクーラーの電気代は?
まず、暑さ対策ができる主な電化製品の特長を確認してみましょう。
- エアコン
室内機と室外機の2つで1セット。冷風や温風を作り出せる。 - スポットクーラー(冷風機)
エアコンのように室内全体は冷やせない。冷風扇より冷たい風が出る。 - 扇風機
羽を回転させて風を送る。 - 冷風扇
水が蒸発するときの気化熱を利用して、少し涼しい風が送れる。 - 冷風除湿器
除湿器に冷風機能がついたもの。
これらを、電気代が安い順に並べると、
↓ こうなります。
冷房機 | 購入費目安 | 1時間 | 1日(24H) | 1ヶ月(30日) |
扇風機 | 3000円~ | 約1.1円 | 約26.4円 | 約792円 |
冷風扇 | 1万円弱~ | 約1.2円 | 約28.8円 | 約864円 |
冷風除湿機 | 3~4万円 | 約9.6円 | 約230円 | 約6,900円 |
エアコン | 4万円前後~ (6畳) | 約12.0円 | 約288円 | 約8,640円 |
スポットクーラー | 3万円前後~ | 約18.0円 | 約420円 | 約12,600円 |
メーカーや機種、ご利用の電気料金設定などによって、誤差が生じる可能性があります。
また、この表の1日・1ヶ月の数値は、単純計算でつけっぱなしの場合です。
実際には、毎月のランニングコストは、もう少し安く済むかもしれませんね。
何と、スポットクーラーって、エアコンよりも電気代がかかる場合も多いんです。
もちろん、エアコンがかなり古いものだと、電気代はもっとかかるかもしれません。
また、部屋の広さによっても変わってきます。
でも、家庭用のスポットクーラーで、6畳以上のものになると、電気代はわりとかかりそうです。
メーカーのカタログなどで表示されているスポットクーラーの電気代は、1ヶ月当たり4,000円程度とされているものも見かけますよね?
それは、1日7時間×25日稼働などの条件で算出されているッス。
1時間あたりを計算すると4,000円÷175時間(7時間×25日)=約22.85円。
残念ながら、スポットクーラーの電気代はあまり安くないようッス。
家庭用スポットクーラー 使い方や涼しさは?
家庭用スポットクーラーは、上の写真のように窓にパネルを入れて熱気を外に排出します。
スポットクーラーという名前の通り、スポットを冷やすイメージになります。
エアコンのように、部屋全体をしっかりと涼しくするのは難しいんですね。
また、窓パネルに排気ダクトを設置して、しっかり使うなら、扇風機のように気軽に他の部屋へ持って行くのはむつかしいですね。
排気ダクトを固定せずに使うことも可能な機種もあります。
でも、排気がなくなるだけではありません。
そのため、排気ダクトを窓に固定するなどして部屋のそとへ熱気を排出しなければ、部屋の温度が下がりにくくなりそうですね。
でも、室外機を置くスペースが確保できないなど、何かしらの理由でエアコンを設置できない部屋も涼しくしたいなら、とっても助かる存在です。
家庭用スポットクーラー 排気ダクトのないタイプ
また、「家庭用スポットクーラー」で検索しても、
↓ このようなタイプの、排気ダクトのない製品もあがってくるかもしれません。
でも、これは主に屋外用なんですね。
吸気した反対側から、熱気が排出され、上のダクトから冷風が出てくる構造です。
締め切った室内で使うのには、適しません。
お庭やベランダ、ガレージなどで使う仕様になっているんですね。
家庭用スポットクーラー ノンドレン構造
スポットクーラーが冷風を出すしくみ自体は、エアコンとほぼ同じです。
そのため、エアコンと同様に、排水があります。
排水があるタイプは、上の写真のように内蔵タンクがあるか、排水する管があってバケツなどにうけることになります。
でも、現在は「ノンドレン構造」といって、発生した水を蒸発させてくれるものも増えています。
購入するときには、必ずチェックしたいポイントですね。
家庭用スポットクーラー オススメ機種
家庭用スポットクーラーを購入するなら、必ずチェックしたいことは、
- 使いたい部屋に合っていること(畳数)
- ノンドレン構造(排水がない)
- サイズが対応している窓パネルが付属していること
- 本体やダクトなどのサイズ
- 価格や納期など
これらをふまえた上で、庶民主婦の私が買うならこれかな…と思った製品を紹介します。
maxzen JCF-MX601
maxzen JCF-MX601は、6畳用と8畳用があります。
冷風、ドライ、送風に対応。
ノンドレン方式なので、排水の手間を省くことができます。
温度設定は16~32度(冷風運転のみ)。
風量調節は強・弱(冷風・送風運転のみ)の2段階。
首振りは上下左右(手動)に対応しています。
また、1~24時間のタイマー機能も搭載。
本体サイズは幅30×高さ70.5×奥行31.2cm。
重量は約20.3kgです。
高さ65~125cmの窓に対応した、窓パネルもついています。
ハイセンス HPAC-22D
ハイセンス HPAC-22Dは、環境に配慮した冷媒R32が採用された、「パワフル冷風」を特徴にするモデルです。
2021年5月の発売直後は、品切れ店続出の大人気。
2か月待ちとかになっていました。
今はさすがに、すぐに買えるみたいです。
ハイセンス HPAC-22Dもノンドレン構造で、60~150cmに対応する窓パネルが付属しています。
購入後は簡単取り付けで、すぐに使用できるのが嬉しいですね。
(別売部品(部品コード:2195615)を購入すると、150~190cmの窓にも対応可能です。)
また、リモコンの周辺温度感知で、室内温度の調整が可能です。
24時間オン/オフタイマーも搭載されています。
本体サイズは、幅67×高さ30×奥行30cm。
重量は21.5kgです。
ナカトミ(NAKATOMI) MAC-20G
こちらは、Amazon限定となっていますが、スポットクーラーで定評のあるナカトミ(NAKATOMI)さんのMAC-20Gです。
冷風、ドライ、送風に対応。
ノンドレン方式なので、排水の手間を省くことができます。
温度設定は16~32度。
風量調節は強・弱の2段階。
首振りは上下左右(手動)に対応しています。
また、1~24時間の入/切タイマーも搭載。
本体サイズは幅37×高さ70.5×奥行34.5cm。
重量は約22kgです。
シロカ SY-D151
2022年5月7日発売のシロカ XY-S151は、除湿機能搭載のポータブルクーラーです。
しかも、室温から-7℃の冷風が出るという注目株です。
本体サイズは、幅22×高さ41.4×奥行22cm。
重量は約6.5kgです。
山善からも室温から-7℃の冷風が出るコンパクトクーラーが登場しました。
こちらも除湿と送風の機能が搭載されています。
ウッド(木目)調のデザインも気になりますね。
↓ 2023年4月下旬には、業界最小※卓上サイズのコンパクトクーラーも発売されるッス!
本体サイズは幅20×高さ42×奥行19cm、従来品の67%まで小さくなった優れものッスよ♪
※国内コンパクトクーラーにおいて。2023年3月末時点、山善調べ
サンコー SSPCACWL
「手軽にいろいろな部屋(場所)へ持ち運びたい」
「私ひとりだけのスポットを冷やせればOKなんだけど…」
という場合でしたら、 ↓ こういった商品もあります。
サンコー SSPCACWLは、どちらかというと、オープンスペース向けかもしれません。
でも、本体サイズは幅21.4×高さ52.5×奥行29cm、重量は9.8kgと小型軽量。
9.8kgと聞くと、かなり重そうに感じるかもしれません。
だけど、1歳半の子供の平均体重が10kgくらいらしいんですね。
それに、先に紹介した設置推奨タイプの3機種は、コンパクトな設計ですが、いずれも20kg以上でした。
そう考えると、色々なところへ運ぶには、便利そうですよね。
ただ、排水がホース式なので、バケツかタンクを用意してうける必要があります。
でも、いろいろな場所で使えるのは大きな魅力。
自分のいる場所だけ、色々な部屋で冷やしたいなら、購入を検討する価値がありそうです。
このSSPCACWL(ハンディクーラー)を販売しているサンコーレアモノショップさんは、すごいスピードでアイデア家電を発表するメーカーさんです。
↓ お一人様用超高速弁当箱炊飯器などは、よくテレビでも紹介されていますね。
お一人様用超高速弁当箱炊飯器の紹介記事は ↓ こちらです。
▼元祖・お一人様用超高速弁当箱炊飯器(1段式)。
■おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器!口コミ・評判もレビュー
▼同時におかずも温められる2段式はこちら。
■2段式超高速弁当箱炊飯器(TKFCLDRC)!口コミ・評判もレビュー
家庭用スポットクーラーの電気代は? まとめ
家庭用スポットクーラーのデメリット
- 電気代はエアコンより高い場合も多い
- 排気ダクトを窓パネルで固定しないと効率が落ちる
- ノンドレン方式でない場合、排水の手間がある
家庭用スポットクーラーのメリット
- エアコンのような設置工事は不要
- 室外機が設置できない部屋でも使える
- 排気ダクトを固定しなくても使うことはできる
(移動できなくもない)
家庭用スポットクーラー 結論
エアコンを取り付けることができる部屋なら、工事費などで初期費用がかさむかもしれませんが、エアコンを購入したほうがいいかもしれません。
でも、エアコンを取り付けることができない部屋を涼しくしたい場合や、複数の部屋や場所で利用したいのなら、家庭用スポットクーラーは強い味方ですね。
家電って、いちど購入したら、長く使うことが多いですよね。
ご予算の都合は、もちろんありますが、少し予算オーバーでも、自分のニーズにあったものを購入するのも、ひとつの選択肢ですね。
季節家電はシーズンが本格到来すると、売り切れや工事待ちになることも増えるッス!
早めに備えて、次の夏も乗り切りましょうっス♪
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