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空の巣症候群・涙が止まらない時期の乗り越え方、50代のつらい体験をふりかえって…

空の巣症候群・涙が止まらない時期の乗り越え方、50代のつらい体験をふりかえって…

この記事では、私自身がひどい空の巣症候群におちいって涙が止まらない毎日をおくっていたころを振り返って、乗り越えるために必要だった気持ちの切り替え、スイッチポイントについて紹介します。

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空の巣症候群・涙が止まらない時期の乗り越え方

空の巣症候群・涙が止まらない時期の乗り越え方、50代のつらい体験をふりかえって…

空の巣症候群・克服には時間が必要

この記事を書いている今、私は子供が巣立ったさみしさで泣くことも少なくなりました。

一人息子が独立して4年目、まる3年と3カ月ほどが過ぎました。

息子が引っ越してしまってからは、何か月も泣いてばかりいました。

理由のわからない不安や焦燥感で、手足が震えたり、めまいがしてまっすぐ立っていることができないときもありました。

当時、いろいろと試した中で効果的に感じた克服法をまとめた記事もあります。

よかったら ↓ こちらもご覧くださいね。
空の巣症候群でつらい毎日から、早や2年。私が克服した方法は3つ
空の巣症候群の乗り越え方 つらいときにやってはいけない3つのこと

でも、どんなに早く立ち直ろうと努力しても、時間が必要でした。

早くもとの自分にもどりたいと思っているであろうあなたに、こんなことを言うのは酷かもしれない。

でも、空の巣症候群を克服するには、それなりの長い時間が必要です。

もちろん、何とかしようと努力するのはいいことです。

だけど、すぐに気持ちが切り替わるのはむつかしいと思います。

だから、どうか焦らずに、今はつらくても、きっと大丈夫だと信じていきましょう。

空の巣症候群・あきらめることが必要

「あきらめる」というのは、仏教では、本来「明らかに見る」という意味なのだそうです。

日本語学的にも「諦める」と「明らか」は語源が同じなのだとか。

この3年ほど、私は毎日つらくて寂しかった。

息子が巣立って、何か大切な大きなものを失ったように感じていたんです。

でも、本当はわかっていました。

何も失ったわけではないんです。

そもそも、息子は私のモノではありません。

お腹にいた頃から、私が眠っていても、元気にお腹をけってきました。

完全に別の生命体ですよね。

自分の体から生まれてきたけれど、あの子は私の一部じゃない。

それに、ありがたいことに、彼は健康に自活しています。

もはや、私の手をわずらわせることもなく、自分で生きていってくれている。

とても幸せなことです。

だけど、私はそれを直視できなかった。

明らかに見ることができなかったんです。

だって、見たくなかったから。

「息子には私の手助けがもう必要ない」という現実を、とても見ることができなかったから。

「変わりたい私」と「お母さんのままでいたい私」の戦いは、「お母さんのままでいたい私」の圧勝でした。

息子が毎日かえってこなくても、一緒にご飯を食べることができなくても、私は大丈夫。

そんなことで、命を奪われることはなかった。

なのに、そういう現状を明らかに見ることができなかったんですね。

だから、あきらめてしまえば、楽になりました。

どうやったらあきらめられるかといえば、やっぱり時間が必要でした。

今のあなたには、信じられないかもしれないけれど、毎日泣いて落ち込んでいても、人間は少しずつ立ち直るためのチカラをためることができる生き物です。

今のあなたは、毎日がとてもつらくさみしいかもしれない。

けれど、少しずつ、あなたの中にチカラがたくわえられています。

そして、自然と明らかに見ることができるようになるはず。

だから、今は目の前の家事や仕事をこなしたり、身の回りを整理しながら過ごしましょう。

毎日の小さな積み重ねは、必ず実を結びます。

空の巣症候群・覚悟と希望も必要

子供が巣立って、空になった巣をあたため続ける覚悟を持ったときも、ぐっと心が軽くなりました。

覚悟といっても、たいしたことではありません。

「子供たちがいつでも帰ってこられる場所を、私が守る」という気持ちを持つということです。

そのためには、私たちは元気でしっかりしなくちゃいけませんよね。

「いつでも帰っていらっしゃい。お母さんはここにいるからね。」と思うと、頑張らなくちゃって思えたんです。

悲しんだり寂しがったり、子供たちを心配するのは、できるだけ止めましょう。

「あの子はきっと大丈夫。」って、子供たちを信じて、待っていてあげましょう。

それができるのは、私たちだけなのですから。

それに、未来はどうなるかわかりません。

もう親子で一緒に暮らすことはないかもしれない。

けど、あるかもしれません。

それに、また親子で暮らせるようになるよりも、もっと幸せを感じられる未来が、あなたを待っているかもしれません。

未来は誰にもわからないから、不安にもなるかもしれないけれど。

明るい未来を想像するのもよくないですか?

だって、想像するだけなら、お金もかからないし、誰かに迷惑をかける心配もありません。

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空の巣症候群・50代のつらい体験をふりかえって…

空の巣症候群・涙が止まらない時期の乗り越え方、50代のつらい体験をふりかえって…

3年以上の月日が過ぎて、ずいぶん明るく、おだやかな気持ちで毎日を過ごせるようになりました。

それでも、ふとしたときには、やっぱりさみしくて一人で泣くこともあります。

子育てがひと段落したさみしさを克服することは、生涯できないのかもしれないと思うこともあります。

だけど、時間は巻き戻せないんですよね。

なつかしい思い出を、楽しく思い出せるようになるまでは、今に注目して生きていくしかないのかなと感じています。

気持ちが晴れてきても、ちょっとしたきっかけで沈みこんでしまったり、変わっていく自分を薄情に感じることもありました。

でも、私たちって、かつては子供たちの成長に合わせて変化してきたんじゃないかしら。

今回は、変化が大きくて気持ちがついていかないかもしれない。

でも大丈夫。

あなたは、自分で行動をおこせる強さをもっているもの。

だって、自分で解決しようとして、この記事をみつけてくれたのですよね?

今はまだ、気持ちが不安定かもしれません。

でも、落ちついて過ごせる時間は次第にふえて、今を明らかに見ることができるようになります。

色んなことを乗り越えて、何十年か生きてきた私たちは、しぶといくらい強いはず。

きっとまた、明るい気持ちで毎日を過ごせるようになりますよ。

ちょっとしたことで心が折れてしまいそうなときは、少し散歩に出たりするのもいいですよ。
学生の頃に好きだった曲を聞いてみるなど、ちょっとした気分転換も見つけてくださいね。

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