
こんにちは、ネギ夫人です。
先日、夫が網膜剥離(もうまくはくり)で緊急手術を受けました。
同じ手術を控えている方や、そばで支えるご家族の参考になればと思い、わが家の体験と「用意しておいてよかったもの」を書き残しておきます。
▼術後に役立ったアイテムはこちら
ある土曜の朝、突然でした
「左目が見えづらいから、眼科に行ってくる」
そう言って出かけた夫から、2時間ほどして電話がありました。
「すぐに手術をしないといけないらしい。話を聞きに来てほしい」
電話を切ったあと、胸がざわざわしたのを覚えています。
急いで駆けつけると、網膜剥離がかなり進んでいて、放置すると失明につながる状態とのこと。
診察室で説明を聞きながら、正直、頭が追いつきませんでした。
それでも「2日後の月曜、朝9時から手術」と決まったときは、すぐに治療してもらえることに、少しほっとしたのも本音です。
網膜剥離と、夫が受けた手術のこと
網膜剥離は、目の奥で光を感じる膜(網膜)が剥がれてしまう病気で、放置すると視力を失うこともあると言われています。
夫の場合は、目の中の硝子体(しょうしたい)を処置する手術に加えて、水晶体を人工レンズに交換する処置も同時に受けました。
そして、剥がれた網膜を内側から押さえるために、眼球にガスを入れたそうです。
朝9時に始まった手術が終わったのは、12時過ぎ。
待つ側の3時間は、ずいぶん長く感じるものですね。
ここからが本番。「うつむき生活」の2週間
ガスで網膜を押さえるため、夫はここから2週間、うつむき姿勢の生活になりました。
(処置の場所によっては、うつむきの期間が短くて済む場合もあるようです)
ガスは上にたまる性質があるため、目の奥にガスを当てるには、うつむき姿勢になる必要があるのですね。
痛みはあまりなかったようですが、目の違和感と、同じ姿勢を保ち続けることが、何よりつらかったと言っています。
そばで見ていても、その大変さは伝わってきました。
代わってあげられることが何もないのが、もどかしかったです。
だからこそ、家族にできるのは「暮らしの工夫」なのだと思います。
役立ったもの①: 水のいらないシャンプーとウエットティッシュ
最初の1週間は、洗顔も洗髪もできません。
そこで役立ったのが、水のいらないシャンプーと、顔を拭くためのウエットティッシュでした。
さっぱりできるだけで、気持ちがずいぶん違ったようです。
これから手術を控えている方は、先に用意しておくと安心だと思います。
役立ったもの②: 一口サイズの食事と、飲みやすいレンゲ
食事は何を食べてもよいと言われました。
ただし、うつむき姿勢はできるだけ保たないといけません。
なので手術当日や直後の数日は、サンドイッチやおにぎり、一口で食べやすいおかずを用意しました。
スープには、飲みやすいレンゲを添えて。
下を向いたままでも口に運びやすいものにする——これが、そばで支える側にできる、いちばんの工夫だった気がします。
その後の経過
硝子体の手術は、当日から3日間くらい入院する方も多いようです。
でも、夫は入院しなかったので、術後すぐの3日ほどは毎日通院しました。
その後、週1回の通院が3回ほどあったのち、次回は3週間後に診てもらう予定です。
完治までは3か月ほどかかるそうですが、ひとまず落ち着きました。
また、夫は事務系の仕事なので、半月後には職場に復帰できました。
職種や経過によっては、1〜3か月の安静が必要になることもあるみたいです。
手術から1か月を過ぎた今は、目の充血もすこし引いて、視力も戻り始めています。
いちばんお伝えしたいこと
実は夫が左目の不調を感じ始めた時期が、義父の骨折入院と重なっていました。
そのため夫は、自分のことを後回しにしてしまったのです。
結果、剥離はかなり進んでいて、危険な状態でした。
誰しも忙しいと、少々の不調は「気のせいかな」と後回しにしがちですよね。
でも、まさかの事態にならないためにも、目の違和感は早めに受診したいものだと、心から思いました。
まとめ: わが家で「用意してよかったもの」
最後に、今回の経験で役立ったものをまとめておきます。
・水のいらないシャンプー(洗髪できない期間のさっぱり用)
・ウエットティッシュ(洗顔代わりに)
・サンドイッチ、おにぎり、一口サイズのおかず(うつむき姿勢でも食べやすい)
・飲みやすいレンゲ(スープ用)
どれも特別なものではありませんが、「あってよかった」と心から思えたものばかりです。
おわりに
手術を受ける本人はもちろん大変ですが、そばにいる家族も、思った以上に気を張るものでした。
心も体も疲れてしまう場面があるかもしれません。
どうかお互いに、優しさと感謝を忘れずに。
この記事が、いま不安の中にいるどなたかの、小さな支えになればうれしいです。
※症状や治療の内容、術後の経過は人によって異なります。この記事はわが家の体験の記録です。気になる症状がある方は早めに眼科を受診し、治療中の方は主治医の指示を最優先になさってください。

